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上野タケシのブログ

TBSラジオ セッション22
「東京一極集中が進むなか これからの地域再生に、なぜ中規模都市が重要なのか?」2017.8.18

【スタジオゲスト】
明治大学・政治経済学部准教授で経済学者の 飯田泰之 さん
東洋大学助教で社会学者の 新雅史 さん

~総務省が公表した2016年の人口移動報告によりますと、東京都は、20年連続で転入超過となり、東京への一極集中が進んでいます。こうした流れに対して、先月行われた全国知事会議の討議では、東京一極集中の是正に向け、東京23区にある大学の定員をこれ以上、増やさないよう立法措置を政府に求める決議を採択。政府も地方大学の振興に活用する新たな交付金を創設する方針を固めています。

政府は「国土の均衡ある発展」を目標として掲げてきましたが、少子高齢化による人口減少の一方で、東京一極集中が進んでいるのが現実です。

そんななか、今年6月、経済学者の飯田泰之さんを中心に、これからの地域再生には、人口30万人以上の中規模都市圏の活性化が重要であるとの提言する『これからの地域再生』という本が晶文社から出版され話題となっています。そこで、今夜はなぜ、中規模都市の活性化が重要なのか、『これからの地域再生』の著者である経済学者の飯田泰之さん、社会学者の新雅史さんをお招きしてお話を伺います。~


聞いていて、勉強になった。気になったところを書き写す。

東京23区の大学一極化を防止
・東京23区の大学の定員を絞る。実はこの話は分かっていたので、あらかじめ大学は定員をふかしていた。
・元気のある街は、私立大学はちゃんと生き抜いている。一方、Fランク(フリーランク、入ろうと思えば入れる)の大学は、東京23区の大学の定員を絞ぼっても入らない。むしろ競争相手は専門学校。

これからの経済
・大前提として、これからは新しい商品じゃなくて、既存の商品をデザインや使い方を考えるなど、今までとは違ったクリエイティブティーが必要。ネットじゃ駄目で、人と人が出会うことでしか生まれない。しかも多様な人がなんとなく出会って生まれる。その人と人との出会う場所が「地域」。この地域をまもることが日本経済的にも重要になっている。新しい地域が育つところと、どんどん衰退するところがある。

製造業はどうなる
・今までの地方発展は製造業だった。今まではインフラ整備して、用地を整備して、製造業を誘致する。これが成り立たなくなっている。90年代にやり過ぎてしまっただめ。工場用地を用途転換してショッピングモールを作るのが各地で起こっている。それで困っている。それで出たのがコンパクトシティだが・・・・・
・商店街は少し活性化してもあまり雇用は生まれないが、製造業は雇用吸収力がある。ところが現在、製造業はあんまり付加価値(儲け)が生まれない、工場できても経済的におちるのは給料分だけ。付加価値は本社に持って行かれる。デザインとか経営戦力とかの本社機能が儲かるのが現在。かつての繁栄させていた製造業は、地域経済を衰退させている。

人によって大きさが違う地域の定義
・ここでは経済学で言われる「都市雇用圏」を問題にしている。中心圏があって10%以上の人が通勤しているひとまとまりのエリア。だいたい県庁所在地とその周りの市町村、県第二の都市とそのまわりの市町村。

東京都市圏とは
・東京都市圏といわれるが、中心圏に通っているエリアだと首都圏全部になり、ちなみにだいたい3450万人になってしまう。日本人の四分の一が首都圏にいるということになる。
・東京都市圏の一極集中は加速している。しかも東京都市圏の中でもどんどん中心に固まっている。23区に、その中でも山手線エリアに集中している。これは天変地異に弱い。さらに多様性がなくなる。風土に多様性がないので新しいアイディアも生まれない。

どういった都市圏を
・中心10万人、周辺に20万人の合計30万人より大きい、100万人よりも小さい都市圏が、日本中にたくさん元気な形で残るのが経済学的にいいのでは考えている。

・30万人エリアだと関東だと小田原、中部だと大垣、山口、青森、高岡が一番小さいイメージ。中心のイメージの盛岡だと50万人、長野だと60万人、静岡、新潟の100万人前後。政令指定都市よりも小さい、いわゆる7大都市圏よりも小さいところ。

30、40万人都市の大きさ
・高度のな医療施設が成り立つ大きさ。
・30万人40万人都市圏はこれから人口減になる。一方で7大都市圏にどんどん人口が流れている。
・中ぐらいの街に都市機能の維持するには、東京に労働者を送りだして、帰って寝るだけの街じゃなくて、その街の中で循環すると、特色ある産業が街ができる。これを日本国内に保つために7大都市流出を防ぐ。もう一つは批判されるが、それ以外の小さい都市をより一層人口減少させて、7大都市が全部吸うのではなくて、日本全体で40から50ぐらいの都市圏に集中させるのが大事では。

村づくりと街づくりがセットがいい
・そこれ売られているモノが、どこで作っているか分かる都市は生き残る。
・山口市内でつくられた肉の9割は県外で、他の地域から肉を買っている謎。輸送費かからないほうがいいのだから、それをどうやって作っていくか。地場のスーパーの役割はでかい。

街の面白さ、センシャスシティー
・病院や大学やスパーの数、ハードで点数つけた都市のランキングは面白くない。
・異論はあるが「どうゆう行動しました」というアンケート、その行動のランキング。

地方で面白いことが起きるか
・模倣が重要、面白い人に真似る、あるところでコロッと変化する時に良いほうに変わる。

地域再生の結果とは
・地域再生の失敗学に、書かれているが結局、地域再生のゴールは所得が上がることでないか。
・都道府県に吸い上げられるのではなく、市町村の財源の固定資産税をあげらるか。
・人を中央からもってゆく政策は駄目。
・お金の流れを変える、モノの流れを見えやすくする政策が大事。




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扇橋2丁目交差点の江東公園脇のバラック商店街。公園を取り囲むように長屋商店がならぶ。途切れたところがそのまま公園入口みたいだ。青いネットフェンスがないようがもっといい感じだ。(住所:東京都江東区扇橋2丁目22エリア)

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以前、事務所を間借りしていたところのすぐ近くの文字建物。そのことはまったく気にせず見ていたのに、よく見るとこれはなかなか、窓の四方のレリーフ文字。下の窓周りタイルもいい。(住所: 東京都墨田区緑2丁目5-8近辺)

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側面の道路挟んだ反対側の土地が更地になっていたので。とは言え3枚写真の変形合成で1枚になった、竹中工務店東京本社の側面デザイン。こうしてみるとランダムな窓にみえて、一定スパンの繰り返しデザインだった。しかし圧巻な長さ。(住所: 東京都江東区新砂1丁目1−1近辺)

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木造三階建ての「うなぎ畑屋」。大通りから入った横顔がとてもいい。ゾウチクな感じだが、大通り側の三角屋根の2階、反対側の入母屋屋根の3階、それを繋ぐ真ん中の2階の構成。3階部分の不思議な片持ちボリュームもオモシロイ。

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(住所:埼玉県飯能市仲町21−16近辺)

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「街のゲストハウス」と位置つけられた新丸ビル7階テラス。オープンの11時に行くと人はまばらで、いいスペース。顔たる東京駅は人が多いが、少し移動するとここから駅外観も眺めて、気持ちいい。東京に来た人には利用してほしいところだったりする。(HPには、テラスでは、丸の内ハウス全店のテイクアウトメニューがお召し上がりいただけます、とあり。)

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(住所:東京都千代田区丸の内1丁目5−1)

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神田神保町の古本屋街の看板建築「矢口書店」。脇道の建物との並びもオモシロイ。こう並べてみると、看板建築の上部看板板部分のデザインラインがいい加減だったりする。

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(住所:東京都千代田区神田神保町2丁目5−1近辺)

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高尾駅から歩いて見つけた、住宅地の生活水路。この開渠は美しい。水はながれていなかったが、薄い鉄板ブリッチ、その向こうに浮かぶ紫陽花、手前のゆりも美しい。なかなかこれだけそろった開渠も珍しい。(住所:東京都八王子市廿里町23−2近辺)

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小手指駅から下山口駅へ、狭山湖の周辺で牧歌的な風景なところ。更地に残された井戸があった、背後には道路があり製麺の民家がの構成が美しかった。(住所埼玉県所沢市北野1丁目25−10近辺)

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浦和区の調神社の近くにある「理容せきね」。建築の教科書に出てきそうなモダン建築。たぶん木造だろうがグリットが美しい、看板建築的な面のロゴもカッコいい。

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並びの建物もとてもカワイイ。(住所:埼玉県さいたま市浦和区岸町4丁目20−11近辺)

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飯能の名栗川(入間川)沿いに立つ橋本屋。川に突き出るお食事屋さん。トタニズム建物の立ち姿がいい。少し折れている感じもいい。

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(住所:埼玉県飯能市飯能272-5近辺)

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浦和にある通路商店街ビルのナカギンセブン。左が駅方面、右が街道で、駅から浦和官庁街に抜ける通路がある商店街ビル。左右のボリュームが大きく真ん中は、構造フレームがむきだし、中庭になっている。増築の外壁素材と色が違うののも楽しい。増築ぶりが集落あるは城のような造形を生んでいる。

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内部の通路空間もいいところ。(住所: 埼玉県さいたま市浦和区高砂2丁目12−5近辺)

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飯能の町屋のダンメン。トタンで継ぎ接ぎで撤去された隣の状況が少しわかる。しかもなんだかカラフルでいい感じだ。やはり町の横顔はオモシロイ。(住所:埼玉県飯能市仲町21−21近辺)

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飯能の銀座商店街から一本入ったところにある旅館 新川長。1階の4スパンがみごとにバラバラなデザイン。たぶん改築だったりするのかもしれない。でも不思議と調和しているところが凄い。(住所:埼玉県飯能市仲町3−17 近辺)

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