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室堂にある日本最古の山小屋、1980年代まで宿泊施設(山小屋)として実際に使用、現在は国の重要文化財として保存。残念ながらところどころ壊れて仮設パイプと合板で補強。2連の隙間の壁が一番綺麗に見られる。月日がたった素材のパワーが凄い。

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発掘調査によれば、12世紀の宗教的な遺物が発見されており、15世紀頃に建てられた建物の礎石も確認されていることから、鎌倉時代からこの地点で僧侶や修験者による何らかの宗教活動があったとも。現存する建物は加賀藩によって、1726年に再建されたもの。

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内部は展示スペースになっているが、木材の量感が凄い。全国に例のない「総柱建て」と呼ばれる構造と説明にあるが、一間すべてに柱が建つ、しかも測ったら280角の柱だった。屋根材は120厚さで一枚板を流すと。雪に埋まる、風は強い、そういった立地に塊で戦っているようだった。(住所:富山県中新川郡立山町芦峅寺室堂山荘近辺)