uenoブログ

上野タケシのブログ

2013年07月

   0729_DSC00251_1
お祈りをする時に、たまにあれ神社?お寺?どっちだっけと思うことがある。雑司ヶ谷にある鬼子母神、ここもそう。名前が有名だが調べると法明寺の飛び地のお堂である。さらにこの地には、もともとあった武芳稲荷神社の土地にあとからできたようだ。

その鬼子母神の手前横にある、武芳稲荷神社の鳥居がコの字状に大木の銀杏を囲んでいる。不思議な配置である。鳥居をくぐりながらこの大木の三方を眺めることになる。何とも言えない混在がわりと普通な姿をしてここにある。(住所:東京都豊島区雑司が谷3丁目15−3近辺)

0728_DSC00229_1
鬼子母神の参道、大門通りにある「並木ハウス別館」。木造2階建ての洋風5軒長屋でちゃんと補修され使われている築約80年のよい建物だ。5軒の長屋だが、2階のデザインは1階と分けて横のつながりをデザインしている。こうすると個と集合のデザインが町並みあたえる影響はでかい。色のデザインの話をすれば一階の2軒目と4軒目の白色壁は色を変えたほうが全体が引き締まる。鬼子母神参道も東京では少ない参道が良い町並みで構成されている、いい参道だ。(住所:東京都豊島区雑司が谷3丁目19−5近辺)

0723_0730_DSC09706_1
「日本にはコミュニティデザインがない。」、最近話された言葉である。分け合って公共空間をつくらないといった意味だと思う。ここ東上野・元浅草エリアには長屋が多く、古い民家も多い。この4連長屋の真ん中通路はあきらかにコミュニティデザインに入る。この時代にはこういった共用空間があった。この通路は真ん中2つの家の共用通路か?4軒分の共用通路か?はたまた後ろ側の家に行くための通路か?となりにお寺があることから、お寺の借地でつくった通路か? わからないが推測するのは楽しい。(住所:東京都台東区元浅草2丁目7近辺)

   0722_DSC09676_1
営団の稲荷町駅近く。東上野や元浅草には古い長屋も多い。面白いのが裏側だったりする。建物がなくなり隙間となり裏側みえるが、墓地のある空中が隙間なので、裏側が良く見える。墓地の対比もいい、さびたトタン、意外と綺麗な屋上ベランダ、見たことがない排気塔と盛りだくさんだ。(住所:東京都台東区元浅草3丁目18−16近く)


0720_DSC09765_1
この時期、不忍池の約三分の二は蓮に覆われる。一度行ってみたい「蓮見茶屋」のテラス席からは、ただ蓮の葉っぱが見える。こんな借景も珍しいとおもっていたら、弁天島にある「茶店勝亭」からもいい景色が見える。池に突き出た形で、水平連続窓から、蓮の葉の借景が見える、これも美しい。しかしこれも畑にみえる。(住所:東京都台東区上野公園2−1の弁天島)

0719_DSC09852_1
畑じゃない、水面は見えないが蓮の池、「不忍池」だ。中央に小さく映る弁天堂で、「これはジャガイモの葉っぱだ」と頓珍漢な会話が聞こえた。みんな暑さで少しおかしくなっている。それでも夏のここは、ほかじゃ味わえない爽快感がある。蓮の葉っぱは凄い。(住所:東京都台東区上野公園2−1、野外ステージ近くから)

   0717_DSC09288_1
建物が蜂の巣のようなデザインで目をひく、ワールド会館。よくテレビのシーンで使われる。ここの前の小さな広場がある。ここも行き止まりの道なのだが、そこでたまりの広場があるので街空間が魅力的になっている。四方を建物囲まれる路地広場は日本では意外と珍しい。(住所:東京都中野区中野5丁目55−6)

   0716_DSC09300_1
JR中野駅の北口、サンモール商店街とふれあいロードの間にある一角に中野新仲見世商店街がある。ここは道路の具合で接合点が広場のようになっている。その広場に大きな木があり、いいオープンスペースになっている。左側の「川二郎」はこの時間から人が並んでいる人気居酒屋。(住所:東京都中野区中野5-55-10近く)

0715_DSC08670_1
若宮大路沿いにある鎌倉市農協連即売所、鎌倉中央食品市場に対してL字状に面している。昭和3年からの鎌倉野菜の販売所で、通称「レンバイ」。1月1~4日以外は毎日営業とあるが、さすが夕方近くは何もない。スケルトン状態だとほう杖のついた柱と天井の構成がよくわかる。柱の細さが妙に美しくみえる。




0715_DSC08686_1
(住所:神奈川県鎌倉市小町1丁目13−10)


   0713_DSC09142_1
できれば昼間にいってほしい、そろそろだんだん取り壊して始めている下北沢駅前食品市場。それでも一番デザイン的にもいい中央の道は健在だ。それに中川寛子さんが言うように営業していると展示品が多く、見えづらいのだが、今は建物形がよくわかる。それと光の入り方がまるで教会のようで美しい。この先の居酒屋「てっちゃん」もまだ営業している、早めにどうぞ。(住所:東京都世田谷区北沢2丁目24近辺)


      0712
明治神宮の南門前、石の床にに落ちた枝と葉が、まるで生け花のように見えた。明治神宮は鎮守の杜、木々もなかなかで面白い。「近景と遠景」を同時に撮ると面白い写真になるなり。

   0707_DSC08566_2
先週の梅雨の晴れ間の金沢八景近くの町屋町の商店街。右に写る「鮮魚魚秀商店」という魚屋さんの看板がりっぱだ。この商店街も海が近いといういうことで、なんとなく明るい感じがする。同じ晴れだが本日の天気とはちょっと色が違う。(神奈川県横浜市金沢区町屋町12−16近辺)

   0706_DSC08612
あまり観光にとりあげられないが、金沢八景はいいところだと思う。特に平潟湾は美しく、散歩にとても適している。その平潟湾、京急線・金沢八景の駅近くに、瀬戸神社の参道がそのまま海に突き出た形で、琵琶島神社がある。

海に参道部分の直線部分から橋を渡って円形の島に社がある。この構成がいいし、風景としてもいい。写真は先週の梅雨の晴れ間、神社は陰になっているが、バックの雲の形がパース状になり象徴的になっている。(神奈川県横浜市金沢区瀬戸2-10近辺)

   0705_DSC08639_1
JR鎌倉駅の東口から南へいった所にある丸七商店街。1949年鎌倉初の百貨店として始まったという記述もある古い商店街です。表入口は若宮大路側だったのだと思いますが、この駅側口はトタンのアーケードがクの字に曲がる形でありながら、不思議な軽さを持った屋根となっています。この先は建物の中通路型店舗となりますが、この駅側口はなんとも言えない良さがある。



   0705_DSC08642_1



   0705_DSC08645_1


↑このページのトップヘ