uenoブログ

上野タケシのブログ

2015年05月

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川の風景ってなんだか物語が生まれそうだ。芝川と埼玉県地方食肉卸売市場の看板で、その街の特色は表現できて、そこにバス停があるだけで、なんだか映画のシーンみたいになる。スロープはなんだ? う〜ん河原っぺりへでの物語への道、流れってところかな。(住所:埼玉県川口市領家4丁目7 −25)

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川口市を流れる荒川の支流、芝川。この芝川で荒川と平行する部分を歩いてみた。両サイドには工場が多い。なかに面白い建物見つける。ふたつの富士山が看板に、「パチンコふじ」だ。 これだけあっけらかんと看板に富士山をもってくる、しかも二つ、なんか凄いぞ。(住所:埼玉県川口市元郷3丁目22−2近辺)

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約140軒の酒場が集う、阿佐ヶ谷屈指の飲み屋街「スターロード」、と言えばカッコいいが、昼間はすっかりかすれて感じ。だがそのかすれた感じがいい。看板もかすれたスターロード。(住所:東京都杉並区阿佐谷北2丁目4−8近辺

数年前に言ってほしかったが、独立行政法人日本スポーツ振興センター/JSCがどういったところかよくわかる。



「新国立競技場の杜撰な計画変更 文科省と外郭団体の責任は」嘉悦大教授、高橋洋一

zakzak連載:日本の解き方 2015.05.26

 2020年の東京五輪・パラリンピックを国民は大いに期待している。ところが先週、びっくりするようなニュースが流れてきた。

 下村博文文部科学相は18日、東京都庁で舛添要一知事と会談し、メーン会場となる新国立競技場が当初の構想とは異なり開閉式の屋根とならないことを伝え、建設費用1692億円のうち500億円の負担を都に要請したのだ。

 舛添知事は14年2月の就任以来、初めてこの話を聞いたとしている。他の競技会場についても当初の計画と変更したものが増えているが、こうした事態はどこに問題があるのだろうか。

 建設費が当初の予定通りにいかないのは、どんな計画でもありうるが、その基本的な部分の変更が後で発覚するのはあまりにまずいだろう。

 国立競技場は、独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)が管理・運営している。以前は特殊法人国立競技場が管理・運営していたが、03年に設立されたJSCに移管された。JSCの資本金は全額、国からの出資金であり、文科省所管となっている。

 JSCの役員構成をみると、理事長(学者)、4人の理事(文科省出身2人、JSCプロパー1人、民間1人)、2人の監事(学者2人)となっており、典型的な文科省の外郭団体だ。文科省出身の理事は、形式的には退職・天下りではなく現役出向になっている。

 JSCが、新国立競技場の新設計画を進めていたが、ここにきて計画がうまくいかないことが明らかになって文科省に泣きつき、文科相が舛添知事に報告・要請したというところだろう。

 まだ東京の五輪招致が決まる前の12年11月の報道では、「国立競技場、1300億円で建て直し」という見出しで、屋根付きの新国立競技場が紹介されていた。


 東京都への負担要請の500億円について、前からの暗黙の話があったのか、それとも構想発表時からの建設費増を東京都に求めたのかどうかは不明だ。今後、要請負担の明細が文科省から東京都に示されるはずであるので、それを待たないと、真相はよくわからないままだ。

 新国立競技場の建設では、旧競技場の解体のための業者入札が不調になるなど、あまり順調に計画が進展していないことはわかっていたが、ここまで杜撰(ずさん)だったとは国民も驚いているだろう。

 JSCが文科省の“100%子会社”である以上、JSCと文科省の責任は免れないだろう。舛添知事はキレまくっている。19日の定例記者会見でも、「誰も責任をとらない体制、だから大日本帝国陸軍と同じだ」といっている。

 整備については、1692億円ではなく2500億円を超えるという。工期については、屋根なしでも間に合わないかもしれないという。東京五輪・パラリンピックを成功させるために、関係者の責任をいま一度明確にしておかなければいけない。 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

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大田区の東雪谷、西雪谷の間にある呑川の作った谷間。ここの景観は素晴らしい、一定規模の広さの谷の姿がわかる。向こうの台地が下がった先に、武蔵小杉の超高層ビル群がみえる。ビルの姿からすると3から4分の1台地に隠されている。そっちの標高までみえてくるとさらに楽しい。


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(住所:東京都大田区東雪谷近辺)


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日光街道の宿場町越ヶ谷宿、蔵造りの商家がポツポツ残っている。この一階が総格子の建物は美しかった。格子もいいが、おそらく出桁造りで、狭い窓のデザインもいい。


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(住所:埼玉県越谷市越ヶ谷本町8−8近辺)

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江戸時代に整備された宿場町越ヶ谷宿、日光街道の江戸・日本橋から数えて3番目の宿場街。蔵造りの商家がポツポツある。この「
太物荒物店 塗師屋市右衛門」は呉服店を営み、屋号が示すように漆も扱っていたとあった。左にうだつがあり、塀の向こうにお庭もある。建物との構成も自然でというか、少しいい加減な感じがとてもいい。



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(住所:
埼玉県越谷市中町10−4近辺)


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江戸時代に整備された宿場町越ヶ谷宿、日光街道の江戸・日本橋から数えて3番目の宿場街。途中の元荒川を渡る手前の越ヶ谷側と越える大沢側とあり、越ヶ谷側は商家の比率が高かったところ。ポツポツと古い建物があるが、むしろ建物の側面、断面を入れて道をみると、なんだかいい感じのかつての宿場街がみえてくる。



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(住所:埼玉県越谷市中町10近辺)

スポーツ記者の真っ当な批判。スポーツ関係者はもっと声を上げてほしい。負の遺産で毎年赤字を生み続けると、今までスポーツ関連に出ていた予算も削られる。それはスポーツ社会のとっても良いことにならない。




呆れかえった国立競技場問題
無能で当事者能力に欠けるJSCには、とても任せてはおけない 後藤健生コラム2015年05月23日 J SPORTS

 

下村文部科学大臣が、舛添東京都知事と会談し、東京都側に500億円の負担を求めた際に、「開閉式の屋根の取り付けは間に合わないので、屋根はオリンピック、パラリンピック終了後に取り付ける」。「一部を仮設席にする」という方針を突然発表したのである。

国立競技場の建て替え問題に関しては、昨年来、このコラムでも何度も取り上げた。あんな使い勝手が悪いスタジアムを造っても、将来「負の遺産」になってしまう。もっとコンパクトで、将来も使い続けられる構造のものにしないと、税金の無駄使いになってしまう。それが僕の意見だった。だが、各界から批判を浴びた国立競技場の建て替えだったが、「国」というか、当事者であるスポーツ振興センターはそうした批判にはまったく耳を貸さず、旧国立競技場はアッと言う間に取り壊され、今ではすっかり更地状態になってしまった。だから、もう、このまま、あの醜い巨大建造物が出来てしまうのかと僕は諦めていたのだが、それが突然、計画通りの競技場が出来そうもないという話になったのである。

問題の経緯を、ごく簡単に振り返ってみよう。

まず、2020年のオリンピック招致を進める際に、メインスタジアムは東京・千駄ヶ谷の国立競技場を建て替えて使用することが決まった。そして、スポーツ振興センターは新国立競技場のプランを公募。国際コンペが行われ、ザハ・ハディド女史が設計した巨大なスタジアムのプランが採用された。しかし、このザハ・ハディドのデザインが発表されると、あまりの巨大さから「明治神宮外苑の景観を損なう」という批判が沸き起こった。なにしろ、巨大な屋根の高さは旧国立競技場の照明塔よりはるかに高く、構造物の一部は中央線の線路まで達するような巨大さだったのだ。

しかし、このプラン通りのものを建設すると建設費が3000億円に達するという試算が出て、結局、プランは修正(縮小)された。修正案には、ザハ案のようなダイナミックさもなくなり、そのデザインは「亀の子のような」とか「サイクリングのヘルメットのような」と揶揄された。建築界からも批判が噴出。各方面から旧国立競技場の改修案が提出されたが、こうした批判の声は無視され、スポーツ振興センターは旧国立競技場を取り壊してしまったのだ。

新国立競技場は、陸上競技とサッカー・ラグビーの兼用スタジアムで8万人収容。特徴は、開閉式の巨大な屋根が取り付けられることだった。屋根を取り付けて騒音問題を防止することによってコンサート会場として使用することで、稼働率を上げようというのがその趣旨だった(だから、今回、下村文科相は「オリンピック、パラリンピックには屋根は要らない」。「パラリンピック終了後に屋根を付ければいい」などと言い出したわけだ)。 新国立競技場はどうにも使い勝手の悪いスタジアムになるはずだ。

陸上競技では1万人以上の観客が入ることはほとんどない。したがって、これまでも使用料の高い国立競技場での陸上競技の開催はほとんどなかったのだ。巨大な屋根を取り付けることによって維持費はこれまでの数倍はかかるわけで、旧競技場より使用料が高くなるのは間違いない。陸上競技に使用できるとはとても思えないのだ。 世界陸上でも開催すれば、多くの観客が集まるだろう。だが、その際ネックになるのはサブトラックが付設されないことだ。大規模な競技会の開催は難しい。第一、サブトラックがないと、現在の規則では第1種陸上競技場として公認することもできないのだ。

では、サッカー、ラグビーで頻繁に使用できるだろうか?もちろん、交通の便も良い国立競技場では、たとえば天皇杯などサッカーに使用する機会はあるはずだが、これから日本でもサッカー専用スタジアムが少しずつでも増えてくるはず。そんな時代に、試合が見にくい陸上競技との兼用スタジアムで多くの試合が行われるとも思えない。

実際、2002年ワールドカップで新しいスタジアムが造られて以降、旧国立競技場はほとんど国際試合に使われなかった。たとえば、日本代表にとって最も重要なワールドカップ予選は、ほとんどサッカー専用の埼玉スタジアムで開催されているではないか。

ラグビーでも同様だ。ラグビーの場合は、国立競技場のごく近くに秩父宮ラグビー場という専用スタジアムが存在するのだ。そして、秩父宮も現在の野球場と場所を入れ替えて新しく整備されることが決まっている。ラグビーの場合も、陸上競技との兼用スタジアムより、専用スタジアムの方が使いやすいのは当然だ。秩父宮に収容できないほどの大観衆が集まる試合が、果たして1シーズンにいくつあるのだろう。

では、そのために開閉式屋根を取り付けるという(それによって、建設費も維持費も大きく膨らむ)コンサートはどうだろう?しかし、どう考えても8万人の観客を動員できるイベントが年に10回もあるわけはない(試算では、年6回の開催となっているらしい)。というわけで、1000億円以上(実際には2000億円を超えるだろう)の建設費を費やし、毎年数十億円の維持費がかかる新国立競技場は、ほとんど稼働しないことになりかねない。

宮城県の山奥になら、年に2、3回しか使用できないスタジアムがあったとしてもまだ許せる。だが、都心の一等地に、明治神宮外苑という緑の豊かな公園の景観を台無しにして、そんな無用の巨大スタジアムを建設するなど、愚の骨頂としか言いようがない。

そうしたら、突然、下村文科相の発言が飛び出してきたのだ。パラリンピック終了後に仮設席を取り外すということで、ダウンサイジングされるということなら無駄は減らせるし、スタジアムの規模が小さくなれば景観問題も多少は緩和されるのかもしれない(どうせ、大会終了後に屋根を付けることはないだろう)。せっかくの機会なのだ。ぜひ、本当に将来の日本国民、東京都民にとって価値のある遺産を遺すために、一度、計画を白紙に戻して、どのようなコンセプトのスタジアムを造るのか(小規模の陸上競技専用にするのか、それてもフットボール専用にするのか、あるいは大改築をして野球場にするのか)から合理的に見直してもらいたいものである。

しかし、これまでの経緯を見れば、日本スポーツ振興センターという組織に当事者能力や責任能力がないことは間違いない。そのへんの、組織の見直しも必要だろう。ザハ案のような、あんな巨大な代物でないのなら、今から見直し作業をしても2019年のラグビー・ワールドカップに間に合わせることはできるはずだ。

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明治神宮の表参道の間に川が流れていて石橋がある。この石橋、曇天のときにポワァと光る。ココか見る参道入口の鳥居と風景はとてもいい。


 

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何時もみなれている場所なのだけど、光りの加減か、屋根から落ちた雨水あとのせいか、外拝殿前の基壇階段のカドにとても惹かれた。



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手水舎(ちょうずや)近くでは花が砂利におちて、美しい。(住所:東京都渋谷区代々木神園町1−1)

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越ヶ谷宿の通りには幾つの古い建物が残されている。ところが惹かれたのはその側面、しかも窓無しの総トタン外壁と瓦の取り合わせだったりする。トタンの色々と瓦の色の取り合わせが妙にあう。(住所:埼玉県越谷市越ヶ谷本町3−32近辺)

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ただ眺めているだけで、いや皆ケイタイみているな。それでもただ目の前に大きな池があるだけでいい。そんな越谷レイクタウンの大相模調池前公園。期待していたレイクタウンは、せっかくこれだけ開発しているわりには、調整池をけして生かしているとは言えず。それでも風景ってただ眺めるためだけ、眺めなくてもそこにあるだけでいい。前方の街の向こうに見える塔は東埼玉資源環境組合第一工場、いわゆるゴミ処理場かな。全体としては開発の名前に期待して、行ってみてがっくり。池の水辺に近づけるのは4分の1以下くらい。他にビオトープゾーンの緑はあるが、大半は無機質な擁壁。水辺に近くいい感じなのは、南側の公園だけ。ところが写真はよく見えるように撮っているが、とんでもなく良い風景になってしまった。ちょっとやばい、すみませんこんなによいところではありあせん。



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(住所:埼玉県越谷市大成町5丁目431近辺)

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「目黒プラザ(築1971年)」、建物を表から全景合成写真にしてみると構成がよく分かる。縦に7分割して、出窓状に台形状に突き出る構成。その縦の構成で窓とバルコニーが上下方向で互い違いにかわる。こうした合成写真で眺めると住戸のスパンも左から1住戸、2住戸、4住戸と変わっているがわかる。光りの漏れ方もとてもいい(住所:東京都品川区上大崎2丁目10ー44近辺)


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もともと足利氏の館があった鑁阿寺(ばんなじ)。寺の周りには土塁と堀があり四方に門という具合に鎌倉時代前後の武士の館の面影とある。新国宝の本堂よりも、そのお堀と景観、それにかかる南門の屋根付き太鼓橋、楼門が素晴らしい。



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(住所:栃木県足利市家富町2220)

2015年5月15日にスポーツ報知ででた、この記事はスクープだった。その後、文科大臣、文科省、JSC、東京都知事とドタバタが始まった。内容はこのほうが、建設予算も抑えられるし、5万観客とスリムになり各団体使いやすいし、何よりも赤字になる維持費が抑えられる。これだけやっても全て黒字にはならないと思うが。そもそもこの手のスポーツ施設は収益率が悪く、良くて6割。つまり100円使って60円返ってくるってこと。





新国立競技場、950億円で造れる 東京五輪へ“格安”案
2015年5月15日9時0分  スポーツ報知

 2020年東京五輪・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場(8万人収容、東京都新宿区)の建設費を抑えるなどした新たな建設計画案が民間会社から文科省などに提出されたことが14日、分かった。政府関係者が明らかにした。計画案では、座席の大部分を仮設席として建設し五輪終了後に座席数を削減するなど合理性を重視した建築方式。現行案での着工予定は10月だが政府内では、この計画を支持する声が広がっており今後、新計画案が採用される可能性が浮上してきた。

 新国立競技場の建設費を抑制するなどした新たな計画案は、民間会社から文科省や複数の閣僚経験者、自民党幹部らに提出された。中身は競技場のイラスト、運営費の試算など具体的な内容で政府関係者はスポーツ報知の取材に「現行案からの大幅な変更となるが、問題山積みの現状を打開するには、この計画しかないと思う」と明言。「メイン会場の建設方法を変更する場合、国際オリンピック委員会(IOC)への説明や大きな政治決断が必要になる」とも述べた。

 新国立競技場は文科省の外郭団体、日本スポーツ振興センター(JSC)が建設・運営を行う。現行案の新国立競技場は屋根部分の建設に高い技術が必要となり、資材の高騰などを受け、建設費は一時3000億円とされた。識者らから批判を受け、競技場の大きさなどを2割削減。現在は1692億円から2100億円と試算している。また、年間の運営コストについてもJSCは「約3億円の黒字」としているが、複数の政府関係者は「現行案のままでは、五輪後数年で赤字になる」と指摘。東京五輪の前後は“特需”で数億円の黒字になる可能性はあるものの、年間維持費の40億円がネックとなり、20億円以上の赤字が継続する可能性があると試算した。

 こうした状況を改善するために民間から新たな建設計画が提出された。この計画案によると、新国立競技場の収容人員8万人のうち、5万5000人分を仮設席として建設する。また、現行案では行われる屋根の開閉はやめて、客席部分のみを覆う形で設置するなど建設費用を削減する。東京五輪終了後には、この仮設席を撤去して別の競技場に再利用する。現行案の工期は約42か月となっているが、新計画案では約30か月で大幅に短縮される。

 仮設部分を撤去した新国立競技場は、約350億円をかけて5万人規模となるように座席を増築。その後、収益性の高い様々なスポーツなどのスタジアムとして活用する。競技場単体の建設費は、約600億円と現行案の約3分の1となり、運営費の削減も可能となる。増築費と合わせても約950億円2100億円とされる現行案より1000億円以上もスリム化される。

 国立競技場は昨年12月から解体工事を行い、今月11日に地上の構造物などが完全に撤去された。現行案のままで建設するのか、今回提出された新計画案を採用するかは今夏をメドに最終計画案をまとめる見通しで10月からの着工を目指す。JSCは新国立競技場の現状について「建設計画を進めている段階。最終案を出すかどうかはまだ決まっていない」と説明した。

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