uenoブログ

上野タケシのブログ

カテゴリ: 建築・建物

0810_DSC02011_1
小平ふるさと村には、幾つも建物が移築保存、復元されている。民家園は各地にあるが、この「開拓当初の復元住居」は興味深い。ほとんどワンルーム空間で、現代住宅みたいな空間だったりする。開口部は紙がはってあるだけだけど美しい光となる。藁または茅麦藁(かやむぎわら)等で葺いた屋根だけじゃなくて、外壁は茅、麦藁で囲う、呼吸する壁だ。究極の環境住宅ながら、なんだかいい空間構成に感動だった。

   0810_DSC02006_1

0810_DSC02017_1

      0810_DSC02019_1
(住所:東京都小平市天神町3丁目9−1近辺)

   1117_DSC01449_1
室堂にある日本最古の山小屋、1980年代まで宿泊施設(山小屋)として実際に使用、現在は国の重要文化財として保存。残念ながらところどころ壊れて仮設パイプと合板で補強。2連の隙間の壁が一番綺麗に見られる。月日がたった素材のパワーが凄い。

1117_DSC01417_1

1117_DSC01446_1

1117_DSC01418_1
発掘調査によれば、12世紀の宗教的な遺物が発見されており、15世紀頃に建てられた建物の礎石も確認されていることから、鎌倉時代からこの地点で僧侶や修験者による何らかの宗教活動があったとも。現存する建物は加賀藩によって、1726年に再建されたもの。

   1118_DSC01431_1

      1118_DSC01433_1

内部は展示スペースになっているが、木材の量感が凄い。全国に例のない「総柱建て」と呼ばれる構造と説明にあるが、一間すべてに柱が建つ、しかも測ったら280角の柱だった。屋根材は120厚さで一枚板を流すと。雪に埋まる、風は強い、そういった立地に塊で戦っているようだった。(住所:富山県中新川郡立山町芦峅寺室堂山荘近辺)

1116_DSC02524_1
インターを一つ遠回りして、さらっと歩いた水上温泉街。メイン道路もいいが一本入った所にはオモシロイ建物が多い。まずは「丸目と六角目の家」、完全に顔になっている。目玉は充血までしている。(住所:群馬県利根郡みなかみ町湯原810−11近辺)

0910_DSCN9925_1
昨日オープンした、キャットストリートに面する「HAREハレ」。まわりをグレーに抑えてなか、真ん中に茶室の骨組みらしきものが。特別展示か何かとおもったら、半分には床の間があり展示スペースに、もう半分はレジ受付すぺースだった。店舗でこうした生かし方にはびっくり。賛否はあるがなかなかうまい解決、見せ方だった。

0910_DSCN9926_1
(住所:東京都渋谷区神宮前5丁目17-24近辺)

↑このページのトップヘ